講社係がゆく!

奈良教区 法話講

講社の歴史

法話講は今から約270年前に奈良を中心とした真宗門徒のお聴聞の場として当時は約250名の講員で結成され、活動されてきました。「お寺」に集まるのではなく、門徒の自宅である「宿元」に地域の方が集まって、「僧侶」ではなく、先代よりみ教えを受け継がれてきた「講長」がお話をされ、浄土真宗のみ教えを広め伝えていったそうです。現在の講員数は約80名。奈良・大阪に5か所の宿元があり、毎月講長が自ら足を運び、御法話をされています。(現在の講長は第9代目の菱田隆行さん、今年25年目)

現在の主な活動

春(4月)

本願寺にて永代経開闢法要(物故者追悼法要)

秋(10月)

法月庵にて報恩講法要

毎月行事

第3木曜日 本願寺・大谷本廟参拝、宿元にて法話(大阪・鶴見橋)

第3日曜日 宿元にて法話(奈良・御所、奈良・橿原)

第4日曜日 宿元にて法話(奈良・法月庵)

隔月23日 宿元にて法話(大阪・堺)

今回の取材行事

報恩講法要

奈良県大和郡山市にある法月庵において、講員約25名が集まり、報恩講法要を勤修。

正信念仏偈をお勤めした後、菱田講長より「法然上人と親鸞聖人のお出会い」について お話をいただきました。

法月庵とは?

お聴聞・法要行事の場として、元々講員であった方の自宅を改造した建物で、約30名の 講員が一度に参拝できる広さがあり、外には法話講物故者のお墓があります。

現在も毎月の法話や報恩講法要などをお勤めの宿元として使用され、昭和60年には本願寺 第23代勝如上人もご巡拝されたそうです。毎月講員の方が集まりお給仕をされて、大切 に護持されています。

【法月庵】
 
【報恩講法要】

 

 

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